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INTERVIEW.8

日本自動ドアのエンジニアの働き方について知る座談会

エンジニア

エンジニア 小林さん、遠田さん、今森さん

——まずは自己紹介を含め、どのようなお仕事をしているか教えてください。

小林:東京北営業所で所長をしている小林と申します。基本的には所長兼営業という立場で外勤のフォローもしています。具体的には、お客さまからご依頼が入ったら、新規の自動ドア工事の手配や事務所の運営業務がメインです。
人手が必要な場合や緊急な対応が入った場合には、現場に入ってフォローすることもあります。

遠田:東京北営業所でサービスエンジニアをしている遠田と申します。僕の基本的な業務は、東京北エリアの自動ドアの新規の設置が中心です。あとは、隣にいる今森の指導も担当しています。

今森:東京北営業所の今森と申します。自動ドアの保守点検の外回りなどが担当です。遠田さんにご指導を受けながら、能力の向上に努めています。

——みなさんの所属歴はどれくらいですか?

遠田:この営業所ができてから6年は経ちましたかね。

小林:営業所ができるタイミングで、会社組織の改編がありました。それまでは、工事だけの部署や、修理だけの部署に分かれていました。組織改編でエリアを管轄する方式に代わって、東京北営業所が設立されました。
私は東京北営業所が立ち上げられたときの創立メンバーですが、当初は営業として勤務していました。その後、所長になり現在に至るという流れです。
入社歴でいうと、私は平成17年入社からだから、18年目ですね。

遠田:私は小林所長よりも入社が1年早いので、ちょうど19年目になります。東京北営業所に関しては小林所長と同じタイミングで配属されていますので、6年目ですかね。

今森:私は新卒で入社して2年目です。初めての配属先が東京北営業所でした。

——みなさんでの仕事の連携はどのような形ですか?

小林:基本的には、私が全体の管理をしています。私や他の営業が受けた新規の設置工事を遠田に「この工事の予定を組めますか?」と確認をします。他の営業所が受注した工事が、東京北営業所が管轄しているエリア内ということもあります。その場合は、他の拠点の担当者から遠田に工事の依頼が入ってくる形ですね。
保守点検の業務は、内勤の業務がスケジュールを組んで、サービスエンジニアに作業を割り振ります

——みなさんの新人の頃に比べて、仕事の内容はどのように変化しましたか?

遠田:私は入社したときから、同じような仕事の進め方かな。

小林:基本的に車で移動して現場を訪問して、自動ドアのメンテナンスをします。入社してからの数か月は、先輩社員と同乗して作業について教わります。だいたい何ヶ月くらいだろうね・・?

遠田:入社してから半年くらいまでですね。

小林:新人の頃は慣れるまで現場を一緒に回って、車の運転やお客さまとのコミュニケーションに問題がないかチェックします。問題がなければ徐々に一人で回り始める流れです。最初は、それほど難しくない現場を1~2件担当してもらいます。

今森:私は一人で現場を担当するようになってから、1年と少しくらい経ちました。

小林:今森は、いまは他の先輩社員と遜色ない件数を担当できますね。基本的には一人で現場を回りますが、複数人で作業するケースもあります

遠田:ただ、複数人で現場を訪問することは、それほど多くありません。今森のような若手が駆り出されることが多いですが、それでも1週間に1回あるかどうかです。
複数の自動ドアの設置をまとめてやる必要があるとか、自動ドア自体が大きくて一人ではどうしようもないときとかは、2~3人で作業をします。

——普段はどのような現場を回っていますか?

今森:私はマンションのエントランスの自動ドアの保守点検が多いです。公共施設も担当していますが、点検箇所が多いので複数人で訪問します。

小林:あとはコンビニや歯医者さん・内科など、いろいろなクリニック系を定期メンテナンスで回っています。新規に関しても、いま挙げた現場が多いです。
他には個人商店もありますね。東京北営業所はエリア的に都会よりもやや下町よりで、練馬区・足立区・荒川区・墨田区とか・・・大きなビルが乱立しているところを回るよりは、下町チックなところが多いです。

——現場を回る場合はバタバタして忙しいイメージでしょうか?

今森:1個目の現場と2個目の現場の距離などにもよりますが、基本的には余裕を見て点検の時間を取っています。すごくバタバタして動き回るというよりは、点検して問題がなかったら比較的余裕を持って作業できますね。

——サービスエンジニアとして働いていて良かった(面白い)と思うことを教えてください。

今森:普段、立ち入ることができない場所に行けるのが面白いです。

遠田:建築中のマンションなど、作られる前の建物を中に入って見られます。先日、引っ越しをしましたが、工事の裏事情とかを知っているので、仕事で得た知識を活かせましたね。

今森:その他には、一般の人が立ち入れないような公共施設などにも入ったことがあります。

小林:先日、今森と私で、とある公共施設の関係者エリアで仕事をしました。普通に生活していたら、絶対出会えないような職種の人たちの働いている姿を垣間見れて面白かったですね。

小林:他には、商業施設や遊戯施設などの現場に呼ばれることもあります。
例えば、都内にある遊園地のアトラクションに自動ドアを付けたいと要望があり、訪問して打ち合わせをしました。自動ドアを設置したあとに、個人的に遊びに行って、無事に動いているか確認しました(笑)

遠田:自動ドアの施工時は、どういうアトラクションになるのか全容が見えませんでした。しかし、打ち合わせ・施工・オープン時など、さまざまなタイミングで経過を見られたので、非常に面白かったですね。

——技術職としての面白みはありますか?

遠田:自分の考えている通りに効率よく回るには、技術力が必要です。技術が身に付いて、思い通りに作業できると面白いですね。

小林:今森さんのように経験が浅いうちは日々不安なところがあって、経験のない作業もやらなくてはなりません。それは、私たちも経験してきていますし、最初は誰でも不安を持ちながらも通る道です。その不安を我々がどれだけフォローできるかが大切です
さまざまな現場を経験して自信がついてくると、大変な現場に遭遇しても「このやっかいなやつがきたか」と、少しだけ楽しめるようになってきます
時間の制限があったりして、緊張感がある場合やプレッシャーがある場合もありますが、経験を積めば積むほど慣れてきます
今森さんはこの現場が面白かったなとか、この現場を無事こなせてよかったなと感じたことはありますか?

今森:こなせてよかったのは全部の現場です(笑)

小林:今森さんには保守関係を担当してもらっていて、最近は新設のお客さんの業務も徐々に任せています。保守点検は決まった作業をする場合が多いですが、新規の作業はその場その場で臨機応変に対応することが大切です
もちろん、図面はありますが、実際に作業していると、どうなっているか分からない部分が出てきます。今森さんも徐々に新規の作業を経験しているので、不安に思いながらも無事にこなせるようになってきました。後輩が成長する姿を見るのは、仕事をしていて楽しい部分です
印象に残っている仕事は、トラブルが発生した現場にフォローで入りながら、何とか治めることができたときです。無事に現場を終えられると安心感や達成感があるので、トラブルがあったり大変だったものほどやりがいを感じますね。

——日本自動ドアの職場環境や利用している制度について教えてください。

小林:エンジニアの仕事の流れは、当日の朝や前日に必要な部材を用意して外出します。ほぼ1日、現場を回って夕方に事務所に戻ってきて、報告書を作成する流れです。
朝夕は少し会社にいますが、日中はほぼ出ていますね。私は社内にいることが多いですが、お客さまから打ち合わせに来てほしい、など要望があるので外出もします。

遠田:朝に現場まで車で移動して、お昼も外で食べています。基本的に夕方までは戻らないです。

——営業所の方とのコミュニケーションはツールがあったり、ミーティングがあったりしますか?

小林:現場で作業しているエンジニアとは、何かあれば電話で連絡を取ります。あとは、Googleのチャットで写真を送ってきてくれたりとか、動画撮影して送ってくれたりして、「どうしたらいいでしょうか?」と連絡がきます。私が対応できない場合は、他のベテランのエンジニアがいますので、代わりにフォローしてもらいます
緊急を要さない場合は会社に戻ってから、「今日こういうことあったんですけど、どうなんですかね?」とか、「明日の現場、こういう感じなんですけど、どうしたらいいですかね?」など帰社後にコミュニケーションを取っています

——東京北営業所は何名の社員の方が在籍していますか?

小林:現時点で業務が4名、エンジニアが8名、それと所長の私で合計13名です。
東京北営業所はベテランが豊富で、10年以上勤務している社員も多いです。その他には、5年目のベトナム人のエンジニアもいます。今森さんが2年目で、あとは10年弱が1人、他は10年以上のベテランです。
ベテラン社員が多くて少し年齢差はありますが、新人が入っても知識や経験で支えられる体制になっています。

——日本自動ドアさんで働いていてよかったと思う部分を教えてください。

今森:外回りをしているので自由度が高いところです。お昼は何を食べてもいいですし、忙しくない日は自分のペースで現場を回れます。

——回る現場が決まっていれば、自分でスケジュールを決められますか?

小林:お客さまによっては時間指定があります。クリニックさんはお昼休みの時間を指定されることが多いですね。1日5件ほど回る中で大幅に組み替えるよりは、組まれている順番に回っていくという形です。
本人の判断で、「この現場の方が近いから」とか「この方が早く終わりそうだから」など、難しい現場は時間がかかってもいいように後にすることもあります
どの現場に何分かかって、何分余裕ができているから、その間に何をしなさいとか、ギチギチに作業を詰め込むことはありません。
現場で何が起きてもいいように、多少ですが時間に余裕を持たせています。作業を詰め込むと事故が起こる可能性もあるため、時間に余裕を作ることが大切です。
車で移動している時間も、ある意味自由ですね。現場が離れているときは、1時間半くらい運転をします。音楽やラジオを聞いていてもいいので、いろいろな過ごし方ができます。

遠田:私が日本自動ドアで働いてよかったと思うのは、会社がDXを推進している点です。いままでは、北海道や沖縄など遠方の人とコミュニケーションが取れませんでしたが、いまはオンラインで情報交換ができます。
「うちらはこういう技術あるよ」など話ができるようになり、とても画期的だと思いました。ここ数年でオンラインでの情報交換が当たり前になり、お会いしたことがなかった方とも交流できるようになりました。ノウハウの共有により、前に進むスピードが上がったなと感じています。先進的なところは素晴らしい会社です。

以前は全国から工場に集まって研修をしていました。しかし、人員が取られてしまうので、忙しいときに1週間の研修は厳しかったですね。オンラインであれば、朝の30分とかに集まれます。
一人ひとりにパソコンが支給されているので、現場で待っている間に車の中からでも参加できます

——エリアによって業務の特徴は違いますか?

遠田:そうですね。地域によっては仕事に対して厳しくみられる印象があったり、一方でいつでもいいよと言ってくれるような寛容な場所もあったりと、地域の差はかなり感じました

小林:業務そのものに関しても、地域の差を感じます。
私は東京に来るまで、宇都宮の営業所でエンジニアとして勤務していました。宇都宮の営業所では、保守点検や新規設置などすべて担当することが多かったです。
そのおかげでいろいろな業務を経験できて、偏りがなく成長できたかなと思います。

転勤はありますが、遠くのエリアになることはほとんどなく、採用されたエリアで働けます。本人が望めば、異動はできますけどね。全国に異動しないから待遇が悪くなるということもありません。転勤に関しては、ある程度、自分の希望は通りますね

——小林さんご自身は日本自動ドアのどのようなところに魅力を感じますか?

小林:自分が営業として関わっているお客さまは昔から取引のある人が多いので、弊社のことを理解しながら付き合っていけます。お客様と協力し合いながら現場をやっていけてますね。

また、パソコンや携帯は支給されるため、どこでも働ける環境が整っています。私は小さい子どもがいて、学校に送ったり、病院に連れていったりする際は、臨機応変にテレワークなど融通の利く働き方ができます。コロナ禍のときは、直行直帰で接触のタイミングを減らすことが推奨されていました。

家の近所に現場がある場合は、車に乗って家まで帰り、翌朝そのまま直行も可能です。会社まで1時間かけてきて、1時間かけて家の方の現場まで戻るのは無駄ですからね。
働き方に関して融通を利かせられるように制度が設計されていて、会社が良くなってきていると感じます。

——日本自動ドアのサービスエンジニアとして活躍するために求められることはありますか?

小林:そうですね・・・技術的なスキルよりも、車で動くので最低限の運転技術は必要です
入社当初から完璧な運転は求めませんが、安全に対する意識が大切です。他には一般的な知識があれば問題ないと思います。社内には個性の強い方もいますが、問題を起こさずお客さまとコミュニケーションをとっています。

今森さんは比較的寡黙で自分から喋るタイプではありませんが、それでも現場で上手くやっています。口のうまさも求められないため、一般男性程度の体力や運転技術があれば大丈夫です。重い扉を持ち上げることもありますが、小柄な人でもいて、問題なく作業できていました。

仕事の内容によっては作業人員を増やすので、現場レベルでは特別何かの技能を求めてはいません。事務所で「お疲れさまです」くらい言えれば大丈夫です。
運転については、2時間や3時間など長い時間運転するわけではありません。今森さんも、就職して働くまではほとんど運転していなかったですよね?

今森:そうですね、入社前はペーパードライバーでした。

小林:運転が得意でなくても、事故を起こさずやっていけるので、徐々に慣れていくはずです。機械系の業務に従事してた経験がある人がいれば、ありがたいですけど、経験がない方でも問題ありません

以前は、出版社に勤務していて、日本自動ドアに入ってきた人もいます。そういう人は、お客さまとの関わりが上手なので、その人の特徴が武器になります。なにもなくてもやれますし、何かあればそれが武器になります。

——入社される方は中途が多いですか?

小林:会社の方針もあると思いますが、中途の方が多いですね。新卒に近い中途の方もいるので、いろいろな年齢の方が入社して活躍できています

遠田:東北の方に、同じ自動ドアメーカーから転職された方がいらっしゃいますね。

小林:本当に同じ業種っていうのは少ないけど、似たようなメンテナンスをしていた人はいますね。でも、本当に異業種の人は多いです。

——最後に求職者へメッセージをお願いします。

今森:要領が悪くても、みなさん優しく教えてくれるので心配しなくていでも大丈夫です。

遠田:入社して半年くらいで、今森さんのように一人で外に出られるので、厳しい修行を受けずに一人前になれる会社です。先輩も優しい方が多いので、未経験でも気にすることなく入社していただければと思います。

小林:締めで喋るの嫌だな(笑)
どこにでもある仕事というわけではないので、入社してからがスタートです。最初は簡単な仕事から任せるので、ある程度余裕を持って、いろいろな経験を積んでいけます。事務所で根詰めて働くのが苦手な人でも、楽な気持ちで仕事をできます。
こういった技術職は上下関係が厳しい印象を持たれますが、この会社ではそういった場面は見たことがありません。おおらかな人が多く、皆さん丁寧に教えてくれます。

人とのコミュニケーションや懇親会が好きな人はやっていただいてもいいですし、そういったことが苦手な方も基本的に外で動いているので誰かとコミュニケーションを取り続けなければいけないこともありません。
入社するのに大きな障害は少ない業種なので、どんな方でもウエルカムです。
過去には女性のエンジニアもいました。運転や身体を動かすのが好きな人は、女性でも全然大丈夫です。