自動ドアの会社が、畑づくりに取り組む。少し意外に感じるかもしれません。けれどその背景には、森や地域、そして働く環境を、自分たちの手で育てていこうという考え方があります。
今回は、北海道・由仁(ゆに)工場での「スパイラルガーデン」づくりを入り口に、日本自動ドアならではの社風をご紹介します。
自動ドアそのものだけでなく、「どんな価値観の会社で働くか」を大切にしたい方にも、ぜひ知っていただきたい取り組みです。読み進めるうちに、当社の考えや目指している目標を知っていただけたら幸いです。
森と地域を見つめる会社
日本自動ドアは、自動ドアづくりの会社でありながら、森林や地域の課題にも目を向けてきました。たとえば、業界に先がけて開発した木製自動ドア「Selvans(セルヴァンス)」では、国内の木を活かす地産地消に取り組んでいます。
少し背景について説明していきます。日本は、国土のおよそ3分の2を森林が占める森林国です。ところが、使われずに荒れてしまう山林が増えていることが課題になっています。
そこで注目されているのが、所有規模にこだわらず、自分たちの手で森を手入れしながら続けていく「自伐型林業」のような取り組みです。こうした活動は、森を健やかに保つだけでなく、地方に新しい担い手を呼び込み、地域を元気にする力にもなります。
森に関わり、地域に関わり、自分たちの手で何かを育てる。由仁工場でのスパイラルガーデンも、この延長線上にある取り組みです。
北海道・由仁工場について
日本自動ドアは、北海道にも拠点を持っています。そのひとつが、由仁(ゆに)工場です。豊かな自然に囲まれたこの場所で、ものづくりと、土に触れる取り組みの両方が行われています。
「スパイラルガーデン」とは
スパイラルガーデンは、らせん状に土を盛り上げて植物を育てる、少しユニークな畑づくりの手法です。限られたスペースでも、日当たりや水はけの違いを活かして、さまざまな植物を育てられるのが特徴とされています。
由仁工場では、社員がこのスパイラルガーデンづくりに挑戦しました。自動ドアの仕事とは一見かけ離れているようですが、「自分たちの手で、環境をつくり、育てる」という点では、ものづくりと同じ精神が流れています。
自給自足プロジェクトとのつながり
この取り組みは、日本自動ドアが続けてきた「自給自足プロジェクト」とも地続きです。これまでにも、社員が野菜を育てて収穫祭を開いたり、身近な場所で作物を育てたりと、土や食と向き合う活動が重ねられてきました。
働く場所を、自分たちの手で豊かにしていく。そうした積み重ねが、会社の文化として根づいています。
畑づくりや森への関わりは、働く環境にもつながる
畑づくりや森への関わりは、一見、仕事とは関係のないことのように見えるかもしれません。けれど、そこには「自分たちの手で、より良い環境をつくる」という、この会社らしい姿勢が表れています。
与えられた環境で働くのではなく、働く環境そのものを育てていく。そうした文化は、日々の仕事の進め方や、人との関わり方にもつながっています。ユニークな取り組みの数々は、この会社の風通しのよさや、挑戦を楽しむ空気の表れでもあるのです。
自分たちの手で育てる」という価値観
スパイラルガーデンも、自給自足プロジェクトも、根っこにあるのは「自分たちの手で、より良いものを育てていく」という価値観です。
これは、ものづくりの精神とよく似ています。自動ドアをつくるときも、一つひとつの部品と向き合い、手を動かし、時間をかけて形にしていきます。畑づくりも同じで、土を耕し、種をまき、世話を続けることで、少しずつ実りが生まれます。すぐに結果が出なくても、こつこつと育てていく。その姿勢が、この会社には根づいています。
与えられた環境のなかでただ働くのではなく、働く環境そのものを、自分たちの手でつくり、育てていく。そう考えると、畑づくりとものづくりは、決して遠い活動ではないのです。
地方で、自然の近くで働くという選択
由仁工場のように、地方に拠点があることは、働き方の選択肢を広げてくれます。都市の便利さとは違う、自然に囲まれた環境で、腰を据えて働く。そんな暮らし方に魅力を感じる方も、近年は増えています。
いま、地方で暮らし、働くことへの関心は、社会全体で高まっています。森や土に関わる仕事、地域とつながる取り組みは、新しい担い手を地方に呼び込み、地域を元気にする力にもなります。日本自動ドアのユニークな取り組みは、そうした「これからの働き方・暮らし方」ともつながっています。
ユニークな取り組みが生まれる、風通しのよさ
畑づくりや森への関わり、社内発表会や木製自動ドアの開発など、日本自動ドアには、一見事業と関係ないようにみえる面白い取り組みがいくつもあります。
こうした活動が次々と生まれる背景には、新しいことを提案しやすく、やってみることを後押しする、風通しのよい社風があります。決められた枠のなかだけで働くのではなく、自分のアイデアや興味を仕事に活かしていける。そんな自由さと前向きさが、この会社の魅力のひとつです。
木製自動ドア「Selvans」とも、根はひとつ
森や土に向き合う由仁工場の取り組みは、実は、日本自動ドアの製品づくりとも深くつながっています。
その代表が、業界に先がけて開発された木製自動ドア「Selvans(セルヴァンス)」です。国内の木を活かし、森林資源を大切にしながらものづくりを行うこの取り組みは、「自然と向き合い、循環を大切にする」という点で、スパイラルガーデンや自給自足の活動と同じ精神に根ざしています。
畑づくりも、木製自動ドアも、森への関わりも、ばらばらの活動に見えて、その根っこは一つです。自然とともに生き、未来へつないでいく。そんな一貫した考え方が、日本自動ドアという会社を形づくっています。
食と農に向き合う、これまでの積み重ね
由仁工場のスパイラルガーデンは、突然始まったものではありません。日本自動ドアには、食や農に向き合ってきた積み重ねがあります。
たとえば、身近な場所で稲を育てる取り組みでは、春に苗を植え、夏に穂が実り、秋に収穫し、一年をかけて米づくりを体験してきました。育てた野菜で収穫祭を開いたこともあります。土にふれ、育て、収穫し、味わうといった一連の経験を、社員みんなで分かち合ってきました。
こうした活動は、仕事の効率とは直接関係しないかもしれません。けれど、自分たちの手で何かを育て、季節を感じ、仲間と喜びを分かち合う時間は、働く人の心を豊かにし、チームのつながりを深めてくれます。スパイラルガーデンは、その延長線上にある、新しい挑戦なのです。
地域とともにある会社として
森に関わり、土に向き合う取り組みは、地域とのつながりも育てます。
自分たちの手で環境を整え、その土地の自然に関わっていく。そうした活動は、そこで働く人にとって、仕事に誇りを持つきっかけにもなります。会社が地域の一員として根を張り、長く関わり続けていく。由仁工場でのスパイラルガーデンも、そんな姿勢の表れのひとつです。
「1000年企業」という長い時間軸を掲げる日本自動ドアにとって、目の前の利益だけでなく、森や地域、そして次の世代の環境にまで目を向けることは、ごく自然な発想です。自動ドアという製品を超えて、社会や自然とどう関わっていくか。その問いに、ユニークな取り組みの数々が答えています。
ものづくりと、自然への思いが重なる場所
自動ドアをつくること、森に関わること、畑を育てること。一見ばらばらに見えるこれらの活動は、日本自動ドアのなかで、ひとつの思いに結びついています。
それは、「自分たちの手で、より良い環境や未来を育てていきたい」という思いです。製品づくりでも、自然との関わりでも、根っこにあるこの考え方は変わりません。
由仁工場でのスパイラルガーデンは、その思いが、北海道の自然のなかで形になった一例です。都市のオフィスだけでは生まれない、土や季節と向き合う経験が、そこにはあります。
こうした取り組みは、働く人にとっても、仕事の意味を広げてくれます。目の前の作業の先に、地域や自然、そして未来がある。そう感じられることは、日々の仕事に深みを与えてくれます。ものづくりへの情熱と、自然への思い。その両方を大切にしたい方にとって、日本自動ドアは、きっと心惹かれる会社です。
まとめ:ユニークな社風に惹かれた方へ
今回は、北海道・由仁工場でのスパイラルガーデンづくりを入り口に、森や地域、環境と向き合う日本自動ドアの社風をご紹介しました。
自動ドアをつくるだけでなく、働く環境や地域の未来まで、自分たちの手で育てていく。そんな会社の姿勢に共感いただける方にとって、日本自動ドアはきっと面白い選択肢になるはずです。まずは求人や社員インタビューから、会社の雰囲気を感じてみてください。