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INTERVIEW.7

上下関係に固執しておらず、
お互いの発言を尊重し合える職場です。

マネージャー

マネージャー 遠田 真也さん

――自己紹介をお願いします。

作業員のマネージャーとして勤務しています。勤続年数は今年で19年になります。
日本自動ドアには新卒で入社しました。

入社のきっかけとしては外で働く仕事をやってみたかったことや、一つ上の同じ学校の先輩が入社したのを聞いたことで応募のうえ面接を受けました。後は地元が東北だったので、東京にある会社というのはポイントでしたね。

実際に入社してからは、もともと工業系の学校で学んでいた知識が役に立ったこともありましたが、先輩とのOJTをメインに研修や業務の中で学ぶことも多かったです。

東京での勤務ということで、はじめは大きな町での仕事かなと思っていましたが、小さな商店街での仕事も多かったですね。大きい建物は設置が大変なので、今となってはその方が嬉しく感じます。

――仕事内容について教えてください。

今はマネージャー兼作業員として働いています。

作業員は工事現場などで新しく立つ建物の自動ドア装置の設置が主な仕事です。
それから、経年劣化等により古くなった自動ドアの装置を外して新しい自動ドア装置の取り付けをします。基本的には外に出たらそれがほとんどですね。

マネージャーとしては、工事の品質を全国レベルで調査する仕事などがあります。
実際に現地に行った人が、どのレベルの仕事をしてきたかは本人しか把握できないですが、結果的に後から「事故があった」、「お客さまから報告があった」という状況で問題が発生することもあるため、それに対して報告をしたり情報共有を行っています。

作業後の経過を見ているようなイメージですね。
お客さまから調子が悪いという話があれば、なぜ調子が悪いのか、原因を調査しています。

私の場合は兼任業務のため、1日の仕事の流れはその日によって違います。昨日一昨日は現場でしたが、今日は社員や部下のための指導用の資料を作ったり、会議に出たりという時もあれば、半日は外での作業で半日はデスクワーク中心という時もあります。

割合としては外での作業とマネージャーの仕事は半々で、今はオンラインで全国繋がっているため、リモートで会議に参加をする等の仕事をすることもあります。

元々は主に現場での作業を行なっていて、後輩の指導もしていましたが、去年の1月から現場以外にマネージャー業務も兼任する業務が増えました。

他にも兼任している人は多いかもしれませんね。例えば、営業をしながら繁忙期等に現場に出ている方もいます。

――仕事に対するこだわりや面白さを教えてください。

まずは「仕事の作業効率を上げること」です。現場では1日1件、2件くらいが限界で、大体3時間くらいしか滞在しないので、3時間で自分がイメージしているレベルの仕事はしようと意識しています。
基本的に途中で作業を止めて、ということは基本的にはせず、必ず予定通り時間内で作業を終わらせるようにしています。

作業効率を上げるため、具体的には前日の事前準備などで現場に入るまでの時間短縮による効率を高めています。後は、ほとんどが初めて訪問する現場なので、前日に地図で周りの状況を確認したり、近くの駐車場やどのくらいの距離かを調べたりもしますね。
自分たちが行く場所は他の業者さんも集まっているので、駐車場を確保するために何時までに行った方がいいかなども確認しています。

時には渋滞や天候の影響もあるけれど、極力事前準備には力を入れています。

また、マネージャーとしては全社員に向けて発信することが増え、こちらの知識不足な点など厳しい意見をいただくこともあるので、皆さんに納得してもらえるように言葉を選ぶことにも気を遣っています。
作業員だけの時は言葉で説明して終わりという状況は多かったですが、全社員に向けての発信もまた言葉選びは気をつけないといけないのだなと、実感しています。

それでも最優先にしたいのは知識豊富なベテランの方に納得いただけなくても、若手や新人社員や現場に詳しくない事務職の方々にも伝わるように出来る限り分かりやすくしたいですね。
多くの人に伝わる事でお互いの仕事を理解しあえる環境が必要と思ってます。

――この仕事だからこそ得られることはありますか?

建物に関する作業が中心なので、さまざまな街に関われます。
街を歩けば自分が関わった仕事が一駅に何軒もあるので、そこは個人的に満足できる部分ですね。

関わった建物が目の前に建っていて自分が設置をした自動ドア装置が動いているという実感や、テレビやCMで、自分の関わった建物でドアが動いてる姿がさらっと出た時、自分しかわからない嬉しさがあります。

――今までの仕事の中で印象的だったエピソードはありますか?

たくさんありますが、新人の時に大きな仕事を手がけたことが印象に残っています。
愛知県にいたときに新しい空港ができることがあって、そこでの仕事は衝撃的でした。

まず、空港ができる島に入るために、橋を車で通るのにもセキュリティチェックがあってすごく厳重で時間がかかったんです。1日で入って1日で帰ることが難しかったので、忘れ物がないように朝からしっかり準備をして現場入りしました。

空港では店舗の中に自動ドア装置をいくつか設置し建ていました。実際の作業は通常の自動ドア装置の設置と変わりはありませんが、当時はまだ仕事にも慣れていなかったため記憶に残ってますね。

弊社の仕事は、やっていることは似ていることもありますが、現場状況やお客さんは日々違いますし、朝から考えて計画通り進めてやっていくことで毎日達成感が得られますね。

――日本自動ドアはどのような会社ですか?

私が入社した当時は若手社員の割合が多く、勢いでやっている部分もあったと思いますが、最近は幅広い年代の社員が集まり、また、会社の体制も整ってきたので、だいぶ落ち着いた印象があります。
後輩が1人入社すれば、皆さんきちんと対応しようという姿勢があり、丁寧で面倒見のいい会社になったと思います。

最低限の関係性はありますが、上下関係に固執しておらず、お互いの発言を尊重してくれるのも日本自動ドアの良いところですね。

私から部下にアドバイスや意見を伝えることはありますが、2〜3年一緒に働いている人が多いので、マネージャーとしての教育というよりは一緒に仕事をする仲間だと思っています。

例えば、午前中はそれぞれ現場にいますが、夕方会社に戻ってきてからは、皆で仕事の話や技術的な部分などを相談し合うこともあります。現場や周辺の雰囲気、お客さんについての情報共有などもこの時間に話をしていることが多いですね。

他の人の会話を聞いていると、自分に役立つこともあります。皆、仕事が好きで仕事の話をよくするという人が集まっているかもしれないですね。

私の所属する営業所は仲が良いと思います。昼勤と夜勤のシフト制なので、普段はなかなか集まれないのですが、先日歓迎会をしたときにほとんどの人が参加していたのは驚きました。
お互いに集まりたいと思えるチームで働けているのは嬉しいですね。

――今後の目標を教えてください。

まず、自分自身の目標としては、兼任している業務をうまく回していきたいと考えています。

その上で、社員教育にも力を入れていきたいですね。今現在は、OJTの指導が主になっていますが、会社組織として社員を教育していけるようになりたいです。

OJTには一対一の指導の良さもありますが、一方で、指導した人の指導方法によって方針に差が出てしまったり、その人の色に染まりやすいという難しさもあります。
自分自身、OJTを経験した人間なので全体教育の難しさは感じていますが、少しずつでも現状を改善して、教育系統の統一を図りたいと考えています。

現場に出る前に資料で指導するなど、さまざまな方法を試していますが、現地へ行かないと解らないことも多く、今後も工夫をしていきたいですね。
会社組織として教育、指導を行い、従業員が同じレベル、環境で学べるようにしたいと思っています。

――最後に応募者へメッセージをお願いします。

基本的に一人で作業をするので一人で現場に行くことに対して不安かもしれませんが、それは逆に自分の裁量で動けるということです。
やってみると毎日違う景色を見ながら、毎日違うお客さんと仕事する楽しみがあるので、ぜひ思い切って応募してみてほしいです。

昔の現場仕事は職人気質の方が多くいてシビアな部分もありましたが、今は現場仕事に携わる人の意識も変わっていて、優しい人が多いです。会社としても、社員を優遇していきたいと考えていますし、一生懸命やっている方を評価しようという流れもあります。

日本自動ドアは、入社してよかったと実感できる会社だと思います。