日本自動ドアでは商品や企業について発信を行っている広報チームと、求職者の採用活動に携わっている採用チームがあります。それぞれのチームはお客さまと求職者の方に対してより良い発信を目指すため、互いに協力しながら業務を行っています。
今回は実際に発信を行っている広報担当の井上さんと、採用担当の松喜さんに日本自動ドアで行っている採用・広報活動についてお話しをお聞きしました。 お二人が採用・広報活動において普段から意識しているポイントや、発信する上で大切にしている思いまで詳しくお話しいただいたので、ぜひ最後までご覧ください。
——まずは、自己紹介をお願いいたします。
井上:日本自動ドアの広報部の井上です。 2019年の11月入社なので、今は6年目になります。
松喜:採用チーム兼広報部で業務しております。松喜と申します。 当社に入社して4年半ほどになります。
——ありがとうございます。採用と広報は担当分かれているのですね。
松喜:そうですね。採用チームと広報チームはそれぞれの考えや意見を持ち寄って、ディスカッションしながら、お客さまと求職者の方に対してより良い発信を考えています。 私は採用と広報を兼任しているので、井上さんの指導を受けながら業務をしています。
——日本自動ドアの採用・広報活動では何を大切にしていますか?

井上:広報活動で大切にしているのは、正確性や分かりやすさになります。 当たり前のことかもしれませんが、当社の製品や企業活動に関する情報を誤解のないよう、正確に皆さまへお伝えすることを心がけていますね。
また、自動ドアは日常に溶け込んでいる存在だからこそ、自動ドアについて考えたことのある方は少ないのではないかと思っています。 私自身入社して初めて自動ドアについて意識するようになったので、皆さまに向けては「自動ドアがどのように人々の生活を支えて快適さを提供しているのか」、専門用語をなるべく避けて分かりやすい言葉で伝えることを意識しています。
松喜:採用チームとしてはまず、履歴書などの応募書類から面接を行う流れになっているのですが、そこで先入観を持たずに人となりを確認する客観的な視点を大切にしています。
書類だけではわからない受け答えの様子であったり、さまざまな質問を通して応募者の方がどんな方なのか、しっかり汲み取っていくことに注力しています。 例えば、よく車の運転をするか、という質問をすることは多いですね。日本自動ドアのサービスエンジニアは仕事で車を運転する機会が多いので、車の運転が苦ではないかの確認はしています。
——日本自動ドアの採用・広報活動ではどのようなことを行っていますか?
井上:広報活動としては、主に社内外への発信を行っています。 企業ホームページの運営と更新として、製品情報や採用情報、ブログ記事やニュースリリースの作成なども担当していますね。
また、SNSの運用もしておりまして、facebookとInstagramの公式アカウントを通じて、社内のイベントやプロジェクト情報も発信しています。動画コンテンツの制作もしていますので、製品の紹介動画の撮影と制作を行い、youtubeなどで公開しています。 その他にも商品カタログや社内報の作成にも携わっているので、広報業務全般を行っている状態です。
松喜:採用活動では就職活動サイトやハローワークへの求人提出や、採用に関わる発信も行っています。
その他にも広報チームと一緒に採用イベントを実施しまして、直接高校の方へ足を運び、高校1年生の皆さんに向けて日本自動ドアがどのような会社か、お話させていただいたこともありました。 社会がどういうものか、会社がどういうものか、というお話もさせていただいたので、学生の皆さんにとっても学びになったら良いと思っています。井上:学校訪問は私も印象に残っていますね。 高校生の皆さんはとても真剣に聞かれていたので、私たちの話が少しでも参考になるように質疑応答なども行いました。 改めて、私自身も当社の魅力を思い返すきっかけにもなりましたし、これからの未来を担う世代の価値観と触れる良い機会でもありました。
松喜:本当に井上さんのおっしゃる通りですね。学生の皆さんが未来を深く考えているような質問を直球に投げかけてくれたり、真剣に話を聞いてくれる姿勢には感動しました。 後からお礼のお手紙もいただいたのですが、その時も将来について「こうなりたい」「こうしたい」が書かれていたので自分たちが伺って、少しでも意味があるものになったことが嬉しく感じましたね。
——採用・広報活動において一番工夫されたのはどのような点ですか?
井上:私はどのような製品、情報においてもストーリーを活用した情報発信をすることは心がけています。製品の魅力を最大限に伝え、ターゲット層に響く文章をつくるには、正確さやわかりやすさはもちろん、読む人の興味を惹きつける工夫が欠かせないと感じています。 例えば、製品の機能やスペックを詳しく説明するよりも、どのような課題を解決するためにこの技術が生まれたのか、この製品が人々の生活にどのような変化をもたらすのか、という背景や思いを伝えることで、より多くの人々の共感を呼んだり、記憶に残ったりすると考えています。
意識しているポイントは、より具体的な内容まで記載することですね。 お客さまが手に取った時によりわかりやすく、どのような人がどういう状況で快適に利用できるのか、具体的なシーンを想像させるような構成も常に意識していますね。
松喜:採用活動では、現在、入社後のミスマッチを減らしたいと考えています。 ミスマッチによる早期退職をなくすための施策として、面接の段階で、担当拠点に詳しい社員に同席していただき、拠点の雰囲気や詳細な仕事を正確に伝えることでギャップを減らすように心がけていますね。
また、面接の後には体験入社を導入しています。 入社する前に拠点内で仕事の様子や雰囲気を自分自身の目で見ていただくことによって、そこで働く未来を想像しやすくできればと考えています。
——採用・広報活動でご自身が大切にしていること、心がけていることを教えてください。
井上:日本自動ドアでは社会への貢献においてもさまざまな活動をしているので、会社の思いを皆さまに届けることを意識しています。 自動ドアはバリアフリー社会の実現や感染症対策にも貢献できる製品でもありますが、荷物を持ちながらのドアの開け閉めなど、自分が困った経験を通して初めて自動ドアのメリットが分かる部分も大きいと思います。
だからこそ、広報活動を通してより自動ドアの利便性や快適さ、日本自動ドアで行っている取り組みを積極的に伝えていけたらと考えてます。
松喜:僕の場合は採用活動において、会社や業務内容について正しく伝えることを心がけています。 具体的な業務内容として、面接において司会進行や求人票の照らし合わせを行うことが多いので、内容の齟齬がないよう、ていねいに話を進めることはこれからも意識していきたいですね。
——採用・広報活動において一番印象に残っているエピソードを教えてください。

井上:広報活動をはじめてからずっと思っていることでもあるのですが、製品について分かりやすく伝えるための表現は日々、難しさを感じています。 専門用語は避けてわかりやすく具体的な表現を意識するだけではなく、具体的なイメージ画像や動画を活用しながら、これからも工夫していかないといけないと思っていますね。
その他にも今やりがいを感じているのは、InstagramやFacebookなどのSNS発信でいいねやフォローをいただけるなど外部から反応をいただけることは嬉しいです。 見ていただけていることがわかるとやはり、これからも発信に力を入れていきたいと、改めて感じるきっかけにもなりますね。
松喜:採用チームでは広報チームと協力することも多くあるのですが、その中でも、先ほどお伝えした高校訪問や、採用広報の企画をしたことは特に印象に残っています。 普段面接業務に関わっているのですが、会社の代表として外に出る機会は初めてだったので、高校生数十名の前で話させていただいた経験は自身の成長にもつながったと思います。
企画段階から僕ひとりの力ではなく、広報の井上さんと一緒に良い形で作り上げられたこと達成感は感じていますね。
また、面接の際に「採用サイトのコンテンツを見ました」「動画を見て気になって、応募しました」という声を頂くことも増えてきたと感じています。 特に採用サイトでは1日の仕事紹介やインタビューなど、働く環境や人のリアルな側面を発信しているので、ぜひ求職者の方に知っていただけたらと思います。 動画の撮影や採用サイトの発信は採用チームと広報チームの両サイドで関わっているのでそれを見ていただいたこと、内容に共感していただいたことは素直に嬉しかったです。
——今後、工夫したい点や行っていきたい取り組みがありましたら教えてください。
井上:重複している部分にはなりますが、当社の取り組みをより積極的に発信していきたいと考えています。 その他にも環境問題に配慮した木製自動ドア「Selvans」の開発やJAD Online Academyの取り組み、林業再興や自給自足プロジェクトなど社内で実施している取り組みはまだまだ知られていない部分が多いと思います。 SNSの発信も始めたばかりなので、今後も試行錯誤しながら発信していきたいです。
松喜:採用活動においてもSNSを活用した充実化を行っていきたいですね。 それ以外にも日本自動ドアでは中途採用を協会しているため、転職フェアや就職説明会への参加も増やしていきたいと思っています。 当社に触れてもらう機会を設けることで、皆さんの声も直接お聞きしたいです。
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——お二人から見て日本自動ドアはどのような会社ですか?
井上:本当に社員を大切にしてくれる会社だと思っていますし、企業としての価値観が私は好きです。 例えば、コロナの時期に社員の皆さんにマスク配ったり、テレワークの実施も素早く対応していただいたので、社員全員が働きやすい環境を作ってくれる会社だと感じています。 その他にも自給自足プロジェクトでは、現在、物価高もあり食品価格も高い状況である中、社員にスーパーで買うよりも安い価格で野菜が買える状況を作ってくれています。 社外の生活においても社員を助けてくれる会社だと思いますね。
松喜:井上さんからもあった自給自足やテレワークなど独自の取り組みはもちろん、働きやすさに直結していると思います。 その他にも単純なことなのですが、有給もとても取りやすい環境だと感じますね。 福利厚生など使用できる制度はさまざまありますが、制度があっても使いづらい会社がある中で、安心して使用できる環境が整っていることはありがたいです。
また、JAD Online Academyでは入社後にビジネスマナーや専門的な知識まで学習できる状態も整ってますし、社会人になってから勉強できる機会があることは嬉しいですね。
——最後に求職者の方へメッセージをお願いします。

井上:日本自動ドアは、人々の快適な生活を支えるだけでなく、持続可能な社会の実現を目指す企業だと思います。 また、社員一人ひとりの個性を尊重した上で、成長を応援してくれたり、大事にしてくれる働きやすい環境だと思うので、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
松喜:当社は、北は北海道から南は沖縄まで全国に拠点がある会社になります。 サービスエンジニアや事務など、自分に合った仕事を見つけることができるような会社なので、まずは一歩踏み出して応募してみてください。 面接でお会いしましょう!